コロナ禍の就職活動を経て飛び込んだ、
グーロバルな物流の世界
安全で確実な輸送方法をご提案する仕事です
国内外の貨物を、お客様の納期に合わせて安全に輸送するための手配を行うのが主な業務です。お客様から送られてくる依頼書を確認し、貨物の大きさや量にあわせて必要なトラックの大きさや数を算出して、指定の日時に運搬できるよう荷下ろしや運送会社や納入先のスケジュールを組みます。通常のトラックでは運搬できないような規格外の貨物やトラックが何台も必要な大量の貨物の輸送など依頼書を見るだけではわからないこともあるので、お客様のもとにお伺いして実際の貨物のサイズを測り、可能な運搬手段をご提案することもあります。
段ボールを運ぶときは輸送中に破れや凹みなどの破損が生じることも考えられますし、粉状や粒状のものを運ぶためのフレコンバッグと呼ばれるものを運ぶときなどは破損箇所から中身が漏れ出して大惨事になってしまう恐れもあります。なかでも医療品・薬品は非常にデリケートで、ほんの少しの破損でも商品として使えなくなり補償が発生することもあります。お客様の大切な貨物を、いかに安全に、確実に輸送できる方法をご提案できるかが重要になってくる仕事です。
人気テーマパークで培った
提案力・コミュニケーション能力が役に立っています
海外から輸入された貨物は通関手続きが終わるまで港に保管されますが、保管期間を超えてしまうと超過料金が発生し会社に損失が出てしまうので、期間内に確実に貨物を運び出せるよう倉庫の荷下ろしやトラックの手配、納入先の受け入れ日など細かいスケジュール調整をする必要があります。クリスマスやお正月など日本中で物流が動いているときはどこもトラックが出払っていて手配できないといったこともあるので、早い段階でスケジュールを押さえておくことや、急なお願いにも対応していただけるよう伝え方に気をつけたり普段から協力業者さんとコミュニケーションをとっておいたりすることも大切です。
私は、学生時代に大阪の人気テーマパークでアルバイトをしていたのですが、1日に数万人が訪れる施設だったので1日たりともお客様と話さない日はありませんでした。テーマパークだからといって常にテンション高く明るく接していればいいというわけでもなく、アトラクションが休止中だったり、お子さんの身長が足りずアトラクションに乗ることができなかったというときはゲストの方はとてもガッカリされますので、話し方に気をつけたり、「このアトラクションなら乗れますよ」とアプローチ方法を変えるなど、お客様にとってより良い提案をできるよう心がけていました。
このとき培った提案力やコミュニケーション能力は、今の仕事にとても役に立っています。
コロナ禍の就職活動。
自分で調べて選んだ会社は、間違いではなかった
大学で外国語を専攻していたので将来は語学力を活かして空港のグランドスタッフになりたいと思っていました。しかし、私が就職活動を始めたのはコロナ禍になってすぐの2020年。世界中の空港の機能が停止し、予定していた説明会は全てキャンセルになりました。事態はどんどん深刻になり緊急事態宣言も出されるなかで、これからどうなってしまうのだろうと不安な日々を過ごしましたが、「このまま待っているだけではいけない」と思い、気持ちを切り替えて就職活動を再開しました。以前から海外の品物がどのように日本入ってきてどのように運ばれていくのかということに興味があったので物流業界に絞って会社を探し、川之江港湾運送という会社を見つけました。説明会や面接はオンラインでしたが、採用担当の方が親切に相談に乗ってくださり、会社の雰囲気の良さも十分に伝わってきました。
就職活動では自分の道は自分で決めることが大切だと思います。コロナ禍という特殊な状況でしたが、自分なりに調べ、自分で見て、聞いて、自分が納得できる会社に入社を決めました。そうして選んだ会社が間違いではなかったと、今はとても実感しています。
神戸陸送部輸送課(2021年入社 新卒採用)