社員インタビュー

阪神事業所国際部 通関課 通関士

経験のない貨物にもどんどん挑戦し
新たな知識を身につけていきたい

正確な申告書類を作成し、税関の許可を得る仕事です

通関士とは、主に輸出入に関する書類の作成や申告手続きを代理で行なう仕事です。日本に輸出入される貨物はその中身を税関で厳しくチェックされるので、事前にお客様から頂いた情報を元に申告書類を作成し申告を行います。同じ商品であっても、含まれている成分や使われている材質などによって法律や関税が変わったり、特定の品目を輸出入する場合には税関以外の担当省庁の許可承認が必要になったりと、細かいルールが法律で決められています。たとえ法律に従っていても、申告書類に不備があると税関を通すことができませんし、通関に時間がかかってスケジュールに遅れが生じるとお客様のビジネスに多大な影響を与えてしまいます。最悪の場合は、貨物を輸出入できないといということにもなりかねません。納期最優先で手続きを進めるためにも、事前にお客様から届く書類を細かくチェックし関連する法律なども全て確認をした上で正確な申告書の作成を心がけています。

また、書類に不備があった場合には、貨物の中身を確認したり成分の内容を調べるように税関に言われることもあります。お客様に問い合わせて輸出先・輸入元の会社に確認をとっていただくこともありますし、複雑な貨物の場合には過去に通関したことがあるという実績や法律上問題がないことを示す資料を集めて税関と直接交渉することも私たちの仕事です。

国際部 通関課 通関士

 

身近なものから専門性の高いものまで、
通関士としての幅広い経験が身に付く

前職も物流会社に勤めていました。はじめのうちは通関業務を行なっていましたが、社内に「通関士」という職業の人がいたことで通関士の仕事に興味を持ち、資格を取得して通関士となりました。川之江港湾運送に転職したのは、食品などの身近なものから薬品などの専門性の高いものまで幅広い貨物を取り扱っている会社だったからです。一般的に物流会社は取り扱う貨物の種類が限定的であることが多いのですが、当社ならこれまで経験がない種類の貨物にも携わり、新たな知識を得ることができると思いました。

当社には会社全体で9人、神戸営業所で3人の通関士がいます。黙々と書類と向き合っているようなイメージを持たれますが、申告書に間違いがないか他の通関士に相談したり協力を仰いだりすることもありますし、営業や業務、輸送の手配をする部署とやりとりも頻繁に行うので案外会話が多い仕事です。みんな同じフロアで仕事をしているため自分の担当以外の案件も耳に入ってきます。新しい貨物についての問い合わせやトラブルに対応されているのを近くで見ていると、どんなときにどんな問題が起きやすいのか、どのような流れで進んでいるのかという通関以外のこともよく知ることができます。お客様の納期に合わせて通関を行う私たちにとって、他部署の動きや貨物の流れを把握できることは仕事をする上でとてもプラスになっています。

国際部 通関課 通関士

 

どんな貨物でも、「できません」と言わないのがポリシーです

基本的にはどんな貨物でも受ける、と決めています。得意・不得意もありますし、特殊な貨物の場合は苦労することもありますが、過去の事例を調べたり問い合わせたりしてできるだけ可能性を探り、なんとか通関する方法がないかを模索したいと思っています。今まで扱ったことのない貨物の通関をすれば、そのぶん新しい知識を身に付けることができてスキルアップにもつながるので、「できません」と言わずに積極的に挑戦するようにしています。

業界全体で通関士という職業のなり手が少なく、人手不足が深刻になっています。慎重さがが求められる仕事ではありますが、やってみればさほど難しい仕事ではありません。資格を持っていない人でも、資格取得はもちろん通関士として独り立ちするまで私たちがしっかりサポートします。
私もはじめから通関士を目指していたわけではなく、仕事を通して「通関士」という仕事に興味を持ち通関士になったので、やる気さえあれば大丈夫。少しでも通関士の仕事に興味を持ってもらえたのであれば、ぜひ当社にきていただき一緒に働きたいですね。

阪神事業所国際部 通関課 通関士(2022年/中途入社)

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